|
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)(毒針を持っているエイ・アカエイ)と聞いて、何の革かどんな革であるか思い浮かばない方もいる事と思いますが、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は、「ガルーシャ(Galuchat)」ともいわれています。
腕時計のベルトやハンドバック・ベルト・ジッポ・ウォレットチェーン等に使われ、雑誌等で注目されている最高級のガルーシャも同じスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)です。 また、「シャグリーン(Shagreen)」(英語で粒起皮・鮫皮と言う意味です。)とも呼ばれています。
スティングレイ(エイ革)はとても丈夫で魅力的な革です。
|
| |
|
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の最も注目すべき特徴は、その光沢のある独特の革表面にあります。
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の表面部分は、1o〜2oの小さなビーズのような粒(リン酸カルシウムでできています。)で作られています。粒の中でも星<スターマーク>(珠)と呼ばれる、大きさ2o〜3oのものは、普通は、一匹のスティン グレー(エイ)から一つしかとれません。
(この星<スターマーク>がいくつも連なっている、連石と呼ばれるスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)もあります。)
星<スターマーク>(珠)が 取れる部分は、エイの目の後ろ(背中)の部分になります。このスティングレイ(エイ革)の星<スターマーク>(珠)は、他の革製品には見られないポイントとなります。 また、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は、非常に硬い革の為に傷が付きにくく、他の革と違いお手入れの必要もありません。
数ある革製品の中でも、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は、最も耐久性が高く、長くご愛用できる革製品と言えます。
|
|
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は硬く、加工がしにくい革です。
ハサミなどでは切りにくい為に、小刀などを使用して裁断します。
さらに、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)を均一に染めるのは非常に難しく、明るい色や淡い 色は、若干の染めムラが発生します。これは、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の特徴である 皮表面の粒が、スティングレイ(エイ)の固体差や使用する革が取れた部分によって大きさが異なるために発生するものです。
また、輝きを押さえ、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の柄(がら)を楽しむために、エイ革表面の粒をグラインダーで研磨加工した商品もあります。
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)独特の輝きは無くなりますが、独特な柄(ガラ)と研磨された滑らかな革表面は非常に魅力的です。
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)加工品の主な生産地は、東南アジアの国々です。
古くからスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)を利用してきた東南アジアでは、腕の良い職人が多く、様々な製品にスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)を加工する技術を持っています。
|
| |
|
日本でも古くからスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は 刀などの武具装飾に使われてまいりました。
これらのスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は鮫革と 呼ばれており、刀の柄(つか)の装飾に使われていたそうです。 しかし、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)に加工できる エイは日本近海には生息しておらず、 スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は昔も輸入品でした。
正倉院にある「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんかざりのからたち)」も柄の部分がスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)で装飾されています。 1000年以上の昔から、日本にはスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)製品があったわけです。
最近では、ルイ・ヴィトンやダンヒルをはじめ、超一流とされるブランドにも多く使用されています。
|
|
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)は、昔から最高級素材として使われてきました。
書物によると、高級素材として登場したのは、18世紀のフランスでした。
当時、フランスでスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の鞘作りで有名な革職人だったジャン クロード ガルーシャ(Jean-Claude Galuchat)は、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)加工の 技術を鞘以外にも使い始め、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)で作られなかった様々な小物類をスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)で作りました。これらの魅力的な装飾品や小物類の数々が当時のフランス国王ルイ15世の目にとまり、ジャン クロード ガルーシャは国王と側近のために その腕をふるったのです。
ヨーロッパでは、この偉大なスティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)職人の名を取って、スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)を「ガルーシャ(Galuchat)」と呼ぶのです。
|
アカエイ(スティングレイ)
学名 Dasyatis bleekery, Dasyatis brevicaudata
サメの近縁であるエイ革は7科50種、約318種と多様で世界中の熱帯、亜熱帯および温帯海域に大量に生息しています。2属は南アメリカの淡水域に分布しています。
アカエイ科のスティングレイ(刺すトゲを持ったエイの意)は尾部の背中側に1〜数本の長いトゲを持っているところから呼ばれています。
世界の熱帯から亜熱帯の海に広く見られます。海底で砂に埋もれ隠れています。
食性は貝類、エビ、カニ類です。
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)の皮は、表皮を取り除くと「石」と呼ばれるリン酸カルシウムからなる小さい粒状様の盾鱗におおわれており、背部の中ほどにはメインのやや大きな石が数個たてに並び、ユニークな特徴を見せています。
|
ナチュラルサドルレザー(ヌメ革)の場合
ナチュラルサドルレザーの商品は、晴れた日に直射日光で夏場は7日間、冬場は2週間ほど日光浴させてから、使用する事をおすすめします。(屋外で使用することが多い場合は必要ありません。)
出来れば日光浴前に革用オイル、WAXを塗る事をお薦めいたします。 日光浴させることで革の中の油分と水分が出てきて革の表面に保護膜を作り、汚れが付きにくくなると同時に少しづつ飴色に変化し、革の味わいも増します。
また、ちょっとした汚れには目の細かい革用消しゴムをご使用下さい。
革用クリーナーにはシミになるものもございますので目立たないところでためしてからご使用下さい。又ちょっとした雨シミはなるべく早い時期にタオルに ぬるま湯を含ませ軽くしぼってから、全体をまんべんなく拭いて自然乾燥させます。
4ヶ月〜半年に1回くらい、革用オイルまたはWAXなどを薄く塗ってまんべんなく油分補給をすると長持ちいたします。 塗りすぎは、革がやわらかくなりすぎる可能性がありますので避けて下さい。。
染色されたレザーの場合
日光浴をさせること以外はヌメ革と同様にお手入れしてください。 水に濡れた時は、乾いた布で軽くたたくように拭きとり、陰干しします。
トカゲ革の場合
カラ拭きでホコリや汚れを落としてから、ナチュラルレザーワックスをごく少量塗り、やわらかい布で丁寧に磨いて下さい。ツヤ感を保ちます。
スティングレイ(エイ革製品、エイ皮製品)、クロコダイル、パイソン革の場合
牛革と違い表面加工、革の密度が非常にしっかりしていますので、メンテナンスは不要です。
|
|